戸田で1号艇を負かす決まり手「まくり」51.5%、全国平均(33.9%)より17.6pt高く全国1位という実データ

はじめに
以前の記事で、戸田の1コース勝率は41.5%と全国平均54.4%より12.9ポイント低く、全国ワースト2位という実データを確認しました。1号艇が有利なはずのインコースでも、戸田では約6割近い確率で1着を逃している計算になります。それでは、戸田で1号艇が「負けた」とき、勝った艇はいったいどんな決まり手を使っているのでしょうか。
龍神レーダーの決まり手データ分析「負け決まり手分析」タブには、過去90日・全24会場で「1号艇が1着を逃したとき、勝った艇がどの決まり手で1着になったか」が蓄積されています。今回はこのデータを使い、戸田で1号艇を負かしている決まり手の顔ぶれを実データで検証しました。
実データ:戸田でコース1が敗れた272レースの決まり手内訳
過去90日間の実レース結果から、戸田でコース1(通常1号艇)が1着を逃した272レースについて、勝利艇の決まり手を集計しました。
| 決まり手 | 構成比 | 内訳 |
|---|---|---|
| まくり | 51.47% | 272レース中140勝 |
| まくり差し | 19.49% | 272レース中53勝 |
| 差し | 19.49% | 272レース中53勝 |
| 抜き | 7.72% | 272レース中21勝 |
| 恵まれ | 1.47% | 272レース中4勝 |
| 逃げ | 0.37% | 272レース中1勝 |
最も多いのは「まくり」の51.47%で、全体の半数以上が「まくり」単体で決まっています。2位の「まくり差し」(19.49%)と「差し」(19.49%)はまったく同じ構成比で並んでおり、「まくり系」(まくり・まくり差し)の合計は70.96%に達します。
全国平均と比較すると
「まくり」単体の構成比を全24会場で比較すると、戸田の51.47%は全国平均33.90%より17.57ポイント高く、24会場中1位という結果でした。2位の宮島(43.61%)、3位の福岡(42.55%)と比べても頭一つ抜けており、戸田は全国で最も「1号艇がまくられて負ける」会場だということが実データで裏付けられました。最も低いのは丸亀の21.61%で、戸田とは約30ポイントもの差があります。
「まくり系」(まくり+まくり差し)で見ると、戸田の70.96%は全国平均61.28%より9.68ポイント高く、24会場中3位(1位:宮島74.89%、2位:蒲郡73.64%)でした。単体の「まくり」で見たときのほうが戸田の突出ぶりがはっきり表れる結果です。
なぜ戸田は「差し」より「まくり」で負けやすいのか
戸田ボートレース場攻略ガイドや1コース勝率が低い理由の記事では、戸田は「全国最狭のコース幅(約80m)」で1マークの旋回スペースが窮屈なため、2コースを中心に「差し」が決まりやすい会場として紹介してきました。実際、2号艇の1着率は全国トップクラスというデータもあります。
ところが、1号艇が「負けたとき」に絞って勝利艇の決まり手を集計すると、実際に最も多いのは「差し」ではなく「まくり」でした。差しとまくり差しを合わせた「内側から割り込む系」の決まり手は272レース中106勝(38.97%)にとどまり、まくり単体の140勝(51.47%)のほうが上回っています。1号艇のターンが窮屈な水面で不安定になった隙を突くのは、2号艇による内側からの差し込みだけでなく、3〜6号艇が助走をつけて外から一気にかわす「まくり」のほうが実は多い、というのが戸田の実態のようです。1マークでの1号艇の乱れが、内側だけでなく外側にもチャンスを生んでいると考えられます。
実践への活かし方
- 戸田で1号艇に対抗するなら「まくり」を得意とする艇に注目する: 3〜6号艇の中でもまくりを得意とする選手・展示航走でダッシュ力を見せている艇は、戸田では特に警戒したい存在です
- 2号艇の「差し」だけに絞り込まない: 「戸田は2コースの差しが強い」という定説はデータ上も正しい一方、1号艇を負かす決まり手全体で見ると「まくり」のほうが構成比は高くなっています。2号艇だけでなく、外側の艇のまくりも含めて幅広く警戒するのが安全です
- 展示航走でターン足の良い艇を確認する: まくりはターンでの伸びが重要な決まり手のため、展示航走でのターン後の伸びを重点的にチェックすると精度が上がります
決まり手データ分析の「負け決まり手分析」タブでは、会場を選ぶだけで枠番ごとに同様の集計を確認できます。狙っている会場で1号艇がどんな決まり手に負けやすいかを事前にチェックしてから舟券を検討してみてください。
この機能の使い方
- 決まり手データ分析を開く
- 上部の会場セレクターで狙っている会場を選ぶ
- 「負け決まり手分析」タブを選び、枠番ごとの決まり手構成比グラフ・表を確認する(過去90日間の実データ、日次更新)
よくある質問
「まくり」とはどういう決まり手ですか?
外側のコースから旋回(ターン)で先行艇の外を回り込み、直線に入る前に前へ出て1着になる決まり手です。ターンでの伸び・スピードが重要になります。似た決まり手の「まくり差し」は、まくりを仕掛けた艇がさらに内側の艇との間を割って進入する複合的な決まり手です。
戸田は「差しが強い会場」ではないのですか?
2号艇の1着率が全国トップクラスという点では、差しが決まりやすい会場という評判は実データ上も正しいです。ただし、1号艇が負けたときの決まり手を全体で集計すると、差し・まくり差しを合わせた「内側から割り込む系」(38.97%)よりも、まくり単体(51.47%)のほうが構成比は高いという結果になりました。差しだけでなく、外側からのまくりにも同じくらい警戒が必要ということです。
このデータはどのくらいの期間を集計していますか?
過去90日間の実際のレース結果を集計しています。データは日次で自動更新されるため、常に直近90日分の傾向を反映し、数値は日によって多少変動します。
決まり手データ分析は無料で使えますか?
はい、決まり手データ分析は登録不要・完全無料で利用できます。
まとめ
戸田でコース1が1着を逃した272レースのうち、勝利艇の決まり手は「まくり」が51.47%で最多、全国平均33.90%より17.57ポイント高く24会場中1位という結果が実データで確認できました。「まくり系」(まくり+まくり差し)でも70.96%で全国3位と高水準です。「戸田は差しが強い会場」という定説は間違いではないものの、1号艇を負かす決まり手全体で見ると、実際にはまくりのほうが構成比は高いという意外な実態が見えてきました。戸田のレースを検討する際は、2号艇の差しだけでなく、外側からまくりを仕掛けてくる艇にも注目してみてください。
データは過去90日間の実績に基づく参考値であり、今後の再現を保証するものではありません。必ずご自身の分析・判断の上、投票をお願いいたします。
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