全国の1コースの1着率は、冬を含む半年(2025年10月31日〜2026年4月30日)が27,169レース中15,211回で56.0%、夏を含む半年(2026年5月1日〜10月30日)が28,435レース中15,629回で55.0%でした。1〜6の進入コースを同時に見る線(|z|>2.64、Bonferroni)で2群の比率を検定すると、1コースの冬と夏の差は確認できません。
会場ごとに冬と夏を比べても、24場とも差を確認できませんでした。開きが最も大きかった大村(冬の半年1,152レース中738回で64.1%、夏の半年1,189レース中690回で58.0%)でも、24場を同時に見るときの線(|z|>3.08)に届きません。
今日開催の会場は今日の会場一覧から開けます。会場ページの「この会場の特徴(直近1年)」に、その会場の1コースの1着率が出ています。ここでいう1コースは、スタートで実際に一番内側に入った艇で、出走表の1号艇(枠番)ではありません。
全国の冬の半年と夏の半年の進入コース別の1着率
表1 全国の進入コース別の1着の回数と1着率
| 進入コース | 冬の半年(2025年10月31日〜2026年4月30日、27,169レース) | 夏の半年(2026年5月1日〜10月30日、28,435レース) |
|---|---|---|
| 1コース | 15,211回(56.0%) | 15,629回(55.0%) |
| 2コース | 3,515回(12.9%) | 3,898回(13.7%) |
| 3コース | 3,403回(12.5%) | 3,755回(13.2%) |
| 4コース | 2,836回(10.4%) | 2,892回(10.2%) |
| 5コース | 1,685回(6.2%) | 1,734回(6.1%) |
| 6コース | 519回(1.9%) | 527回(1.9%) |
全国の2コースの1着率は、冬の半年が27,169レース中3,515回で12.9%、夏の半年が28,435レース中3,898回で13.7%で、6つの進入コースを同時に見る線(|z|>2.64)を超えて夏の半年のほうが高い結果でした(|z|=2.67)。3コースは冬の半年が27,169レース中3,403回で12.5%、夏の半年が28,435レース中3,755回で13.2%で、線に届きません。4〜6コースは開きがさらに小さい値でした。
2コースの差は線をわずかに超えただけで、1年に1回ずつの半年の比べです。同じ日・同じ会場のレースは風や水面の条件がそろって動くため、実際のばらつきはこの検定の想定より大きいかもしれず、翌年の夏も同じ向きに出るかはまだ分かりません。1コースの差は線に届かないので、「夏は1コースの勝ちが2コースへ回る」とは、この1年分の記録では言い切れません。
全24場の冬の半年と夏の半年
表2 会場ごとの1コースの1着(会場の番号順)
| 会場 | 冬の半年(2025年10月31日〜2026年4月30日) | 夏の半年(2026年5月1日〜10月30日) |
|---|---|---|
| 桐生 | 1,182レース中587回(49.7%) | 1,239レース中639回(51.6%) |
| 戸田 | 1,164レース中514回(44.2%) | 1,044レース中424回(40.6%) |
| 江戸川 | 1,039レース中501回(48.2%) | 1,022レース中463回(45.3%) |
| 平和島 | 951レース中440回(46.3%) | 1,080レース中460回(42.6%) |
| 多摩川 | 1,087レース中576回(53.0%) | 1,224レース中679回(55.5%) |
| 浜名湖 | 1,233レース中678回(55.0%) | 1,199レース中654回(54.5%) |
| 蒲郡 | 1,363レース中797回(58.5%) | 1,091レース中610回(55.9%) |
| 常滑 | 1,202レース中683回(56.8%) | 1,356レース中807回(59.5%) |
| 津 | 937レース中565回(60.3%) | 1,365レース中763回(55.9%) |
| 三国 | 1,027レース中536回(52.2%) | 1,257レース中653回(51.9%) |
| びわこ | 948レース中500回(52.7%) | 1,245レース中687回(55.2%) |
| 住之江 | 1,128レース中672回(59.6%) | 1,139レース中633回(55.6%) |
| 尼崎 | 1,100レース中671回(61.0%) | 1,410レース中837回(59.4%) |
| 鳴門 | 1,033レース中483回(46.8%) | 1,104レース中560回(50.7%) |
| 丸亀 | 1,264レース中692回(54.7%) | 1,044レース中578回(55.4%) |
| 児島 | 1,152レース中657回(57.0%) | 1,248レース中638回(51.1%) |
| 宮島 | 1,313レース中748回(57.0%) | 1,032レース中595回(57.7%) |
| 徳山 | 1,284レース中792回(61.7%) | 1,308レース中805回(61.5%) |
| 下関 | 1,088レース中665回(61.1%) | 1,188レース中737回(62.0%) |
| 若松 | 1,109レース中688回(62.0%) | 1,267レース中719回(56.7%) |
| 芦屋 | 1,200レース中740回(61.7%) | 1,092レース中659回(60.3%) |
| 福岡 | 1,211レース中714回(59.0%) | 1,128レース中673回(59.7%) |
| 唐津 | 1,002レース中574回(57.3%) | 1,164レース中666回(57.2%) |
| 大村 | 1,152レース中738回(64.1%) | 1,189レース中690回(58.0%) |
| 全国 | 27,169レース中15,211回(56.0%) | 28,435レース中15,629回(55.0%) |
会場名から、その会場の今日のレース一覧へ進めます。半年の会場あたりのレース数は937〜1,410で、1年の値より上下の幅が広くなります。
会場ごとの冬と夏の差は24場とも確認できない
24場を一度に比べると、どこかの会場で偶然の大きな開きが出やすくなります。そのため、1つの比べを見るときの線(|z|>=1.96)を、24場を同時に見る線(|z|>3.08、Bonferroni)まで上げて判定しました。
表3 冬の半年と夏の半年の開きが大きかった4場
| 会場 | 冬の半年 | 夏の半年 |
|---|---|---|
| 大村 | 1,152レース中738回(64.1%) | 1,189レース中690回(58.0%) |
| 児島 | 1,152レース中657回(57.0%) | 1,248レース中638回(51.1%) |
| 若松 | 1,109レース中688回(62.0%) | 1,267レース中719回(56.7%) |
| 津 | 937レース中565回(60.3%) | 1,365レース中763回(55.9%) |
4場とも冬の半年のほうが高い値で、1つの比べを見る線は超えますが、24場を同時に見る線には届きません。残る20場は、1つの比べを見る線にも届きませんでした。「大村は冬にインが強くなる」とは、この1年分の記録では言い切れません。
会場の並び順は冬と夏で保たれる
冬の半年と夏の半年で、24場の1コースの1着率の順位を比べた相関(Spearman)は0.83でした。インが強い会場は夏でも強い側に、弱い会場は冬でも弱い側にいます。徳山は冬の半年1,284レース中792回(61.7%)、夏の半年1,308レース中805回(61.5%)、戸田は冬の半年1,164レース中514回(44.2%)、夏の半年1,044レース中424回(40.6%)でした。
全国の冬と夏の開きは、会場どうしの開き(直近1年で徳山は2,592レース中1,597回で61.6%、戸田は2,208レース中938回で42.5%)よりずっと小さいものです。インの強さを読むときは、季節より先に会場の値を見ます。全24場の直近1年の並びは全24場の1コース1着率ランキングにあります(期間は2025年10月20日〜2026年10月19日で、この記事と11日ずれます)。
半年の差を季節の差と言えるか
この記事の2つの期間は、2025年10月31日〜2026年4月30日と2026年5月1日〜10月30日の1回ずつです。冬と夏の違いのほかに、その半年に開かれた節のグレード、出場した選手、その年の天候の違いも入っています。全国の値が冬の半年で1年後も同じ向きに出るかは、翌年の冬に同じ比べをして初めて分かります。
風の強い日は、季節に関係なく1コースの1着率が下がります。その日の風で会場の値がどれだけ動くかは、風とイン逃げ率で会場ごとに開けます。
今日のレースでの使い方
- 今日の会場一覧から会場を開き、「この会場の特徴(直近1年)」で1コースの1着率を見る。会場ごとの冬と夏の差は確かめられていないので、冬だからと会場の値を上げ下げしない
- 全国の冬の半年は27,169レース中15,211回(56.0%)、夏の半年は28,435レース中15,629回(55.0%)で、差は検定の線に届かない。会場どうしの開きのほうがずっと大きいので、会場の値を先に見る
- 相手を選ぶとき、全国の2コースの1着は冬の半年が27,169レース中3,515回(12.9%)、夏の半年が28,435レース中3,898回(13.7%)で、夏の半年のほうが高い。ただし線をわずかに超えた1年1回の半年比べなので、夏だからと2コースを大きく上げず、会場の値と展示の進入を先に見る
- 展示の進入で、1コースに入った艇が1号艇かを見る。この記事の値は進入コースのもので、1号艇が前付けで2コースに回れば当てはまらない
よくある質問
ボートレースは冬にインが強い?
この1年分の記録では言えません。冬を含む半年(2025年10月31日〜2026年4月30日)は27,169レース中15,211回で56.0%、夏を含む半年(2026年5月1日〜10月30日)は28,435レース中15,629回で55.0%で、1〜6コースを同時に見る線(|z|>2.64)の検定では差に届きません。
夏は2コースが勝ちやすい?
全国では夏の半年のほうが高い結果でした。冬の半年は27,169レース中3,515回(12.9%)、夏の半年は28,435レース中3,898回(13.7%)で、1〜6コースを同時に見る線をわずかに超えています。1年1回の半年比べで、翌年も同じ向きに出るかはまだ分かりません。
冬にインが強くなる会場はどこ?
会場ごとには言えません。開きが最も大きかった大村(冬の半年1,152レース中738回で64.1%、夏の半年1,189レース中690回で58.0%)でも、24場を同時に見る線に届きませんでした。
1号艇の1着率と同じ数字?
違います。この記事は実際に入った進入コースで集計しています。出走表の1号艇(枠番)の1着率とは、前付けなどで進入が変わったレースの分だけずれます。
集計の範囲と注意
出典はボートレース公式の競走成績です。会場ページの「この会場の特徴(直近1年)」と同じ集計(2026年10月30日まで)を、2025年10月31日〜2026年4月30日と2026年5月1日〜10月30日の2つに分けた値です。分母は結果と決まり手のあるレースで、不成立・中止・1着なしのレースは除いています。コースは実際に入った進入コースです。冬と夏の比べは2群の比率の検定で、全国の進入コース別は6コースを同時に見る線(|z|>2.64、Bonferroni)、会場ごとは別の問いとして24場を同時に見る線(|z|>3.08)で判定しました。期間はそれぞれ1回ずつで、季節の効果と年ごとの違いは分けていません。どの割合も過去のレースの結果で、今日1コースに入る艇が勝つ確率ではありません。